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『こんな夜更けにバナナかよ』原作 5分で分かるあらすじと評価 映画化への期待値

2018年12月28日に公開予定の映画『こんな夜更けにバナナかよ』。

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※画像は公式HPより

 

大泉洋さん高畑充希さん三浦春馬さんなどが出演する話題作ですね。

 

僕は個人的には水曜どうでしょうが大好きで、大泉洋さんの大ファンでもあるので、とても楽しみな作品です!

 

ちなみに甘いもの対決列島が大好きです。

安田さんのリバースやばいです。

水曜どうでしょうDVD第23弾 対決列島

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そんな話題の映画ですが、観る前に原作を読んでみました!

 

この記事を読んで、映画を観に行くかどうかの判断材料にしてもらえたらと思います!

『こんな夜更けにバナナかよ』原作の基本情報

・著者:渡辺一史

・発行年:2003年

 

 

これは小説ではなく、ある筋ジストロフィーを患っている鹿野さんという男性に密着したドキュメントのような本です。

執筆したのは渡辺さんですが、鹿野さん本人はこれを「自伝」と言っていて、鹿野さんの病との闘いを描いています。

 

また、発行されてからだいぶ年月が経ってからの映像化ですね。

 

「生きるとは何なのか」「障がい者と健常者の付き合い方」といった重要なテーマの作品なので、意味のある映像化だと思います。

 

映像化した方が人目につきやすいですしね。

 

内容

筋ジストロフィーという、筋力が徐々に衰えていく難病を患っている鹿野に渡辺が密着し、その人生を書き起こした作品。

 

筋ジストロフィーを患い、筋力の衰えが進行すると自分の力で歩くことはおろか、動くことも寝返りをうつことも呼吸さえもできなくなるため、介助者が24時間つきっきりで日々の生活をサポートする必要がある。

 

鹿野は「障がい者だって自由に生きる権利がある」との思いから、入院生活を拒否し、自らボランティアを募って自立生活に挑戦する。

 

月日が進めばそれだけボランティアの入れ替わりも多くなる。

 

数多くのボランティアと「障がい者と健常者」「介助しらもらう側としてあげる側」という関係性ではなく「人と人」という対等な立場で接してきた鹿野。

 

鹿野への取材、そして実際に鹿野と接してきたボランティアへの取材を通して「生きるとは何なのか」「支え合うとはどういうことなのか」を考えさせてくれる作品。

 

感想

筋ジストロフィーという病気をそもそも知らなった僕にとって、衝撃的な作品でした。

 

体中の筋肉が徐々に衰えていき、自分が着実に死に向かっているという感覚に襲われるそうです。

 

身体の自由が利かなくなり、人に助けてもらわなければ生きていけない。

 

想像するだけで怖いですね・・・

 

そんな中で鹿野はこの病と闘っていきます。

 

その闘いとは、「フツウの暮らしを手に入れる」というものでした。

 

障がい者は周りの人に何かをお願いするとき、「申し訳ない」と感じてしまうことがほとんどだそうです。

 

障がい者は「お願いしている」、介助者は「やってあげている」というある種の上下関係が無意識のうちにできてしまうようです。

 

逆に介助者は「障がい者は弱者なのだからお願いされたことは断ってはいけない」という観念にとらわれ、苦しみます。

 

しかし鹿野は「障がい者だから」という観念にとらわれず、自分のしてほしいことをズケズケと主張します。

 

夜更けだろうとなだろうと「バナナが食べたい」と主張します。

 

夜更けにバナナを要求されたボランティアは腹を立て、鹿野の顔をひっぱたいたと言います。

 

鹿野とボランティアがお互いに無理をせず、自然体で、「障がい者と健常者」という垣根を越えて、「人と人」として接していたことが良くわかるエピソードです。

 

このエピソードがこの書籍のタイトルにもなっていますね。

 

筋ジストロフィー患者は確かに一人では生きて行けず、生きるためには他者に助けてもらうことが前提となります。

 

しかし、一人で生きていけないのは健常者であっても同じです。

 

そういう意味では、障がい者だからと言って遠慮する必要はないし、介助者も相手が障がい者だということを大げさにとらえる必要もないのです。

 

いつか健常者が障がい者を助けることが「フツウ」になる世の中が来るのでしょうか。

 

そんな複雑なテーマをはらんだ作品でした。

 

映画化への期待値

映画化への期待値

★★★★☆

 

とても重いというか、深みのあるあるテーマで、読んでいるのが時々辛くなってしまうことがあります。

実際には鹿野とボランティアの「人と人との付き合い」には涙だけでなく笑いにもあふれ、ほっこりするような描写もたくさんあります。

 

映画では大泉洋さんは起用するなどして、その明るさを最大限に表現しようという意図が見えます。

 

重要なテーマは残しつつ、軽くも重くもなりすぎないように作られているでしょうから、書籍よりも映画の方が多少楽に見られるでしょう!

 

ぜひ見てみていただきたいと思います!

 

ただ、多少の脚色はあると思われますので、気になる方は原作を読んでみてください!

 

以上、ねごぽんでした。