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2019.2.15公開『フォルトゥナの瞳』原作から映画化への期待値を考察【所要時間:5分】

 

今や人気絶頂の俳優神木隆之介が主演する映画『フォルトゥナの瞳』。

 

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※出展:映画『フォルトゥナの瞳』公式サイト

 

先日紹介した『屍人荘の殺人』の映画にも出演しますし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いですね!

pechakucha-theater.hatenablog.com

 

 

そしてヒロイン役には有村架純が起用されています。

 

今年2月15日に公開予定です!

 

というわけで早速原作を読んで映画化への期待値を考察していきます。

 

 

『フォルトゥナの瞳』原作 基本情報

・著者:百田尚樹

・発行年:2015年

 

百田さんと言えば、数年前に話題になった『永遠のゼロ』や、『海賊と呼ばれた男』などの原作者としても有名ですね。

 

pechakucha-theater.hatenablog.com

 

わりと社会派な作品が多い印象ですが、今回の『フォルトゥナの瞳』は恋愛小説に分類される小説です。

 

『永遠のゼロ』の百田さんがどんな恋愛小説を書くのか??という観点でも一度読んでみる価値はあるかと思います。 

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

 

 

あらすじ

・自動車のコーティング店で働く木山は、人の死の運命が見える能力(フォルトゥナの瞳)を突然身に付けてしまう。

・寿命で死ぬ人も不慮の事故などで死ぬ人も同様に運命が見える。

・不慮の事故で亡くなる人に対しては、少し働きかけて行動を変えさせれば運命を変えることができる。つまり、死を回避することができる。

・たまたま死の運命が見えた葵という女性の死を回避したことで恋愛に発展する。

・死を回避させるたびに木山の身体には深刻なダメージが蓄積され、死の回避を続けていると木山自身が死んでしまうことが判明する。

・木山の能力で、近い将来に大規模な事故が発生し、多くの人が死傷することが判明する。

・葵もその事故に巻き込まれる可能性があると推測した木山は、事故に遭わないように旅行を計画する。

・しかし、多くの人間が事故で亡くなることが分かっている木山は良心の呵責に苦しむ。

・木山は愛する葵を選ぶのか、多くの命を選ぶのか・・・

 

評価と感想

『フォルトゥナの瞳』原作の評価

★★★★☆

 

「人の運命が見える」という設定自体はこれまでもあった設定ですが、そこからの展開の仕方が素晴らしかったです。

 

以前にも同じような設定のミステリー小説を読みましたが、それの上位互換という印象です。

pechakucha-theater.hatenablog.com

 

同じ設定でもそこからの展開の仕方は無限に存在するんだなというのが良く分かります。

 

映画のキャッチフレーズが、

 

 

愛か死か。その選択にあなたは涙する

 

 

というだけあって、まさに究極の選択を迫られる木山の心境は想像を絶するものがありました。

 

木山は葵と出会うまでは仕事一筋に生きてきました。

 

家と職場を往復するだけの毎日。

 

しかしフォルトゥナの瞳を手に入れたことで誰かの役に立てる喜びを知ります。

 

葵と出会っていなければ、自分の命を犠牲にしてでも迫りくる大規模な事故を防ぐということにさほど悩みはしなかったかもしれません。

 

葵と出会い、愛し合う幸せを知ったために苦しむことになります。

 

読んでて胸が苦しくなりましたね。

 

 

※ここからネタバレあり

 

 

最終的に木山は事故を防ぐことを選び、死んでしまいます。

 

読者としては木山も葵も人間性が良くて好感が持てるキャラクターなので、どうにかしてハッピーエンドで終わってほしかったです・・・

 

じゃあハッピーエンドで終わらせるアイデアがあるのかと言われれば僕には思いつかないんですけどね。

 

 

原作の最後にはエピローグとして、ストーリーのラストにおける葵の心境が語られています。

 

葵はなぜ木山に惹かれていったのか。

 

木山が自分の命を投げ打ってでも事故を防ぐことを心の中で決意したとき、なぜ葵は涙を流したのか。

 

その理由が明らかになります。

 

まあ理由の部分は予想はしてましたが、普通に読めばたぶん多くの人が予想できることだと思います。

 

「もしかして〇〇なんじゃないか?」という予想を読者にあえてさせて楽しませる文章力が百田さんにはあるんだと感じました。

 

エピローグの部分を映画でどう表現するかも見ものです。

 

映画化への期待値

★★★★☆

 

こういう特殊能力系のストーリーで、且つ感動系の作品って映像化するときに慎重になる必要があると思います。

 

自分にはない能力を持つ人間が出てくると、下手すればいまいち感情移入できない可能性がありますからね。

 

いかにリアルにその能力を感じられるかという神木隆之介の演技力が試されそうです。

 

不安はあるものの、出演陣の実力に期待して4つ星の期待値としました!

 

映画が気になっている方はぜひ原作も読んでみてはいかがでしょうか!

 

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

 

 

以上、ねごぽんでした。